ここでは運動不足が原因のこりや痛みに関してお伝えします。
（病気や怪我などが原因のこりや痛みはお医者さんにご相談してください）

運動不足の状態が長く続くと、筋肉は柔軟性を失います。「体が硬くなる」「筋肉が硬くなる」と言い換えることもできます。筋肉が硬くなると、血流が悪くなり、こりを感じます。

「こり」の感じ方は人それぞれです。「私は肩なんてこったことがない」と豪語する人がいますが、大抵の場合は痛みやこり感に強い人だったり、こりを感じるほど動いてはいないのです。

また体のあちこちの痛みも同様です。筋肉が硬くなっているので、いざ動かそうとすると筋繊維が断裂して「イテテ…」と感じるのです。朝の起床時や、座っていて立つ動作をするときに感じる痛みがそれです。動き始めてしばらくすると血流が促進されるので、動いても痛くないのです。

「動き始めたら痛みが和らいだ」
「お風呂で体を温めたらこりが和らいだ」
これらの感覚はものすごく理にかなっています。血流が促進されると、こりや痛みの原因となる「筋肉の硬さ」が減り、柔軟性が増すのです。

ところが、数ヶ月やそれ以上ずっと運動不足の状態を続けていると、少し動いたぐらいでは筋肉の硬さが減り、柔軟性を増すことができなくなってくるのです。初めて、あるいは久しぶりに運動をすると辛いのがそれです。

辛さを感じながらも、運動をする習慣が身についた人はどんどん改善していきますが、残念ながら自力で満足いくまで運動できている人はほんのわずかなのです。

運動不足を解消すれば、こりや痛みが解消されます。これは誰もが納得する理論だと思います。

問題解決の理論はとてもシンプルで簡単なのですが、それを解消するための習慣づけはとても大変なことです。長らく運動不足状態が続いていると、「それが当たり前」になってしまっています。医療用語では「症状固定」とも言います。

症状固定されたものを、別の形で固定し元通りにするのはとても大変です。夜更かしするのが当たり前になっている人を、早寝早起き習慣に変えるのは大変だとイメージしていただければいいと思います。

自力では固定化された症状は改善するのが大変ですが、そこで専門家の登場です。

ただ施術台で寝そべっているだけで、相当な時間ストレッチをしたのと同じ効果を出す施術ならば努力も根性も必要ありません。それも数十分でです。

施術により「さっきよりも動く体」になってからだと、とても運動をしやすいのです。

施術中に運動不足を解消するというより、「施術により運動習慣をつけるための第一歩の軽さを得た」と思っていただくとイメージしやすいと思います。

当整体院の施術とあなたの日々の運動、この２つの習慣で昨日よりも今日が、今日より明日が健康的な生活であるようにお手伝いさせていただきます。

気づいた時が運動の開始時期です。いますぐスケジュールを調整し、ご来院いただければと思います。